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ケーススタディ:脚長差で土踏まずに左右差を呈したA様



このブログでは


理学療法士であり


パーソナルトレーナーでもある私の視点から


「姿勢」や「痛み改善・予防」


についてのお話をしています。


「ボディメイク」も得意で


東京をメインに活動しています、村田育子です(^^)/




現在「足の長さが左右違う(以下:脚長差)」


をテーマにシリーズで解説していて


本日は


「脚長差で足部アーチに左右差を呈したA様」


というテーマで症例報告をしてみたいと思います。

理学療法士のいるジム(東京)パーソナルトレーニングで予防とボディメイク

前回記事 では「脚長差は土踏まずの左右差を生むのか?」というテーマで足部アーチ構造について触れています。そちらも併せて読むと理解しやすいかと思います。



同じ内容をYou tubeでもアップしています。


動画の方が良いなという方は こちら





【目次】


1. 症例紹介


2. 治療戦略 ~インソール~


3. 結果 ~まさかの痛くなった~


4. 現状と今後の課題


5. まとめ





1. 症例紹介

30代、女性。


お悩みは


・左仙腸関節の痛みとクリック音


・左膝の痛み


・左の外反母趾(痛みはなし)


でした。




仙腸関節と膝の痛みについてはまた別の機会として


本日は足部に着目していきます。



A様の足はどちらも偏平足でした。


特に左のアーチの潰れが強い状態でしたが、


取り急ぎ左足に痛みはありませんでした。


左足はつま先を内側に向ける癖もあり


アーチの潰れを助長していました。

(距骨の内旋を強めていた)

理学療法士のいるジム(東京)パーソナルトレーニングで予防とボディメイク

お身体をチェックしていくと、


まず特徴的だったのが明らかな右重心の姿勢。


そして左脚は全体的に筋力が弱く関節が緩い。


そして右脚は左より1㎝ほど短い。



左足は弱くて緩いという特性を生かし(?)


アーチを潰すことで

(長い分ただ潰されているだけとも言える)


機能的に左脚を短くし帳尻を合わせている、そんな状態でした。




※ちなみに脚長差の原因は「子供の頃からの立ち方の癖」でした。

(ヒューターホルクマン則:詳しくはこちら

理学療法士のいるジム(東京)パーソナルトレーニングで予防とボディメイク
左休めで立つ癖




2. 治療戦略 ~インソール~

第一選択はインソールです。


短い右脚を機能的に長くすべく


靴の踵部分にパッドを入れることをお勧めしました。


これによって実質の長さは変わらなくとも


機能的には右脚を長くすることができます。


特別なエクササイズはほとんど指導せず


まずはインソールだけで経過を見ていくこととしました。

(両方やるとどちらに効果があったか分からなくなるのもあり)





3. 結果 ~まさかの痛くなった~

A様、インソールをしばらく使うことで


左膝と左仙腸関節の痛みはかなり良くなりました!!


そしてそれと同時に!!


痛くはなかった左足が痛くなってしまいました涙。



A様、インソールを使うことで


右重心の姿勢が改善し


適切に左脚に体重をかけることができるようになってきていました。


左脚に体重をかけれるようになった半面、


そもそもの左足のアーチは潰れて脆弱だったため


負荷に耐えきれず痛くなってしまった


そんな状況と考えられました。



姿勢の「改善」は


良かれ悪かれ「変化」なので


時々こんなことが起きたりもします。





4. 現状と今後の課題

インソールを使うのは1日おきなどにして


騙し騙し慣らす作戦に変更、


左足の痛みは一時的でほぼ消失。


インソールはほぼ毎日使用しても


痛みは出ない状態になりました。


足自体のエクササイズも追加し、


左足のアーチの潰れ具合も少しずつ改善。

(ホントに少しずつ汗)


左膝の痛みはないまま経過、


仙腸関節は時々怪しいながらも大きな問題はなく経過しています。



今後の課題としては


さらなる姿勢改善はもちろん


A様の場合は姿勢改善に合わせて


インソールの再チェック・調整が挙げられます。


なぜなら左足のアーチ潰れ改善に合わせて


左脚がさらに長くなる可能性があるからです。


つまり右のヒールパッドをより高くしなきゃいけなくなるかもしれない


という可能性を念頭に置いて介入してく必要がありそうです。





5. まとめ

・A様は右脚が短く、右に体重が乗っていた


・長い方の左は足アーチを潰し帳尻を合わせていた


・右ヒールパッドで右体重の姿勢に改善を認めた


・膝/腰痛は改善したが左足は一時的に痛くなった


・根気強くヒールを使い左足の痛み/アーチ低下は改善傾向にある





お読み頂きありがとうございました。

この記事が誰かの健康の一助となりますように。










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