脚長差に対する補高 ヒールパッド(インソール)の作り方
- 村田育子(Ikuko Murata)
- 4 日前
- 読了時間: 5分
更新日:13 時間前
「痛みなどの身体のトラブルの解決・予防」
をコンセプトに
パーソナルトレーナーとして活動しています、
理学療法士の村田育子です。
「姿勢改善」「ボディメイク」を得意としています^^
本日は次回の続きとして
「脚長差に対する補高の選定方法」
についてお話したいとことなのですが
その前に
「脚長差補正のヒールパッドの作り方」
というテーマで
準備の話からしたいと思います。
「この方法が絶対!!」というのではなくて
「いつもの私のやり方を紹介」
という感じの記事です。
今回も前回と同様、
経験年数の浅いPTさんに参考になれば
という気持ちで書いていきます!!

【目次】
1. 脚長差に対する補高は踵だけ?足底全体?
2. 材料を準備
3. ヒールパッドを作る
4. 当日忘れずに持っていく
5. まとめ
1. 脚長差に対する補高は踵だけ?足底全体?
脚長差に対する補高は
足底全体に行うイメージがあるかもしれませんが
2cm以内くらいの脚長差であれば
踵部分のみのインソール(ヒールパッド)で
対応が可能です。

つま先部分に関しては
つま先を下げることで(足底屈で)
機能的に脚を長くすることができるので
多少なら補高がなくてもOKということです。
(ハイヒール履けばスタイルが良くなるのと同じ原理!)
逆に踵部分は
どう頑張っても脚の長さは変えられないので
ヒールパッドが必要になる
という訳です。
もちろん足底全体に補高をしても構わないのですが
現実問題
3mmとか4mmの中敷きを靴の中に入れると
サイズ的に足が入らなくなってしまう。。。
反面、ヒールパッドのみであれば
そのような問題はほぼありません。
もちろんヒールパッドが厚くなればなるほど
・ヒールパッドのみではつま先が痛い
・踵がパカパカが脱げやすい
など色々あるので
アウトソールも含めて調整するなど
症例によって色々検討しながらではあります。
が、実際の臨床では
ヒールパッドで補正可能な程度の
微妙な脚長差を持つ症例に非常に多く遭遇します。
そういう訳で本日は
そんなヒールパッドの作り方について
私なりの方法をお話してみます!
2. 材料を準備
インソールのウレタンシートを準備します。
どこで買ってきたかって?
私は楽天市場で買いました。
「ポロン インソール」で検索すると出てくると思います。
一般的にインソールの材料として
よく使われているものだと思います(多分)。
もちろん脚長差に対するヒールだけじゃなくて
普通にインソールとして使えます。
私は1mm、2mm、3mm、4mmの厚みのシートを購入。


↑ぐるぐる巻きで届きました。
低反発(ソフトタイプ)は
体重で潰れて薄くなる
&耐久性が低い(長期間 使うとボロボロになる)ので
高反発(ハードタイプ)の方が良いかと思います。
(私が購入した品番はH-48 )

↑結構しっかりしてます、潰れない。
3. ヒールパッドを作る
では、準備したウレタンシートをカットして
ヒールパッドを作ります。
まず長細く切ってから
分割いくと無駄遣いしなくて済む(と思います)。


大は小を兼ねると思って
大きく切りたくなりますが(私だけ??)
大きいと靴や靴下の中で納まりが悪くなるので
適切な大きさで作っていきます。
踵の骨は思ったより小さいものです。

(↑だいたいこんなもんです)
角が当たって違和感がないようにと思い
角を落としていますが
これはもしかしたら必要ないかも?

厚みは1mm、2mm、3mm…と
1mm刻みで準備します。

シートが4mmまでしかないのに
どうやって5mmとか6mmを作ったのかって?
両面テープを使っています。
2+3=5mm
3+3=6mm
てな感じでシートを重ねて
両面テープでくっつけます。

両面テープは
インソール用の物が絶対 良いです。
てゆーか普通の両面テープではいかんです。
ちょっと高いですが
ここはケチってはいけません。
(倹約家の私ですらここはケチりません)
私が準備したのは
3Mの不織布両面粘着テープ9660ですが
恐らく他にもインソール用の両面テープはあると思います。

普通にアーチパッドなどを中敷きにくっつける時にも必要になります。
4. 当日忘れずに持っていく
私はとりあえず1~6mmまでのヒールパッドを
初回のセッションで持っていっています。

(↑ジップロックに入れてる)
6mm以上が必要になった場合は
それぞれを重ねて使用します。
私は屋内でセッションを行っているので
お客様には事前に
靴下を持ってきてもらうようお願いしています。
脚長差がありそうだなと判断された場合
この準備したヒールパッドを靴下の中に挿入して
高さ選定を行っていくという訳です。
と、いうことで
補高の高さの選定方法については次回に続き、
本日は以上です(^^)/
5. まとめ
・脚長差が2cm程度以内であればでヒールで対応可能
・ウレタンシートと両面テープを楽天市場で調達!
・ヒールパッドの大きさにカット
・ヒールパッドは1mm刻みで各厚みを準備
・セッション当日は忘れずに持参
・いざ、高さ選定の方法は次回に続く
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