脚長差(足の長さの左右差)の原因 ~総論~
- 村田育子(Ikuko Murata)
- 2021年7月8日
- 読了時間: 3分
更新日:7月2日
「痛みなどの身体のトラブルの解決・予防」
をコンセプトに
パーソナルトレーナーとして活動しています
理学療法士の村田育子です。
「姿勢改善」「ボディメイク」を得意としています^^
本日は「脚長差の原因」というテーマで
総論的な話をしてみたいと思います。

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【目次】
1. 脚長差は大きく分けて2種類
2. 機能的脚長差
3. 器質的脚長差
1. 脚長差は大きく分けて2種類
脚長差は大きく分けて2つあります。
・機能的脚長差
・器質的脚長差
です。
「機能的」はいわゆる「治るもの」で
「器質的」はいわゆる「治らないもの」です。
今日はこの2点をざっくり解説してみたいと思います。
2. 機能的脚長差
まずは機能的な脚長差の例を挙げてみます。
「右膝が曲がっている」とします。

右膝が曲がっていると
実用的な右脚の長さは短くなります。
これが「機能的な脚長差」です。
機能的な脚長差は
「見かけ上の脚長差」とも言われます。
なぜなら右膝を伸ばせば脚長差は消失するからです。

つまり脚長差は見かけ上だけで
「真の脚長差ではない」と言うことです。
機能的な脚長差は他に例えば
・ひざの反り過ぎ → 短くなる
・O脚 → 短くなる
・X脚 → 短くなる
・土踏まずの潰れ → 短くなる
・土踏まずの高過ぎ → 長くなる
などがあります。
脚自体に長さの差がなく
「関節のズレ」によって生じる「機能的脚長差」は
関節の位置を修正すれば
「治る可能性のる脚長差」とも言えます。
(そうは言っても実際の臨床ではそんな簡単に行かないが汗)
3. 器質的脚長差
機能的脚長差が
「見かけ上の脚長差」であるなら
器質的脚長差は
「真の脚長差」です。
「脚の骨それ実質の長さ」に
左右差があることを言います。
「器質的」な脚長差は
治すことは難しい脚長差です。
「受け入れて対処する」
という視点が大事になります。
器質的脚長差の原因は色々ありますが
・生まれつき、生まれつきの疾患に付随したもの
・骨端軟骨(成長板)の骨折
・股関節の変性疾患(ペルテス病など)
・ヒューターフォルクマン則による骨の成長抑制
・関節軟骨の削れ(膝、股関節)
・骨折
・骨折での手術
・人工関節の手術(膝、股関節)
などが挙げられます。
次の記事から
これら器質的脚長差の原因を
一つずつを深堀りしていきたいと思います(^^)/
つづく
本日は以上です。
お読み頂きありがとうございました。
この記事が皆さまの健康の一助となりますように(^^)/
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