脚長差(脚の長さの左右差)の原因

東京を中心にパーソナルトレーナー・理学療法士として活動しています、村田育子です。


現在「脚長差(脚の長さの左右差)」についてシリーズで解説中(シリーズ目次)。


前回までの記事では、脚長差は身体にどんなストレスを与え、どんなメカニズムで痛みとなるのか?という視点で各関節について解説してきました。


さて!今回からは「脚長差の原因」について解説していきます。


今日の記事では「脚長差の原因」の総論的な話を、次の記事からはそれぞれを深堀していきます。



脚の長さが左右違うかも?なぜ左右の脚の長さが違ってくるの?そんな疑問をお持ちの方にぜひ読んで頂きたい内容です。


個人的には小さいお子様をお持ちのお父さん・お母さんに是非この「原因シリーズ」を読んで頂きたいですね。


ちょっとした脚長差のほとんどは成長期で作られていきますので。。。




【目次】


1.脚長差は大きく分けて2種類。機能的か?器質的か?


2.機能的脚長差の原因


3.器質的脚長差の原因




1.脚長差は大きく分けて2種類。機能的か?器質的か?


「機能的」はいわゆる「直るやつ」で


「器質的」はいわゆる「直らないやつ」です。


今日はこの2つをざっくりと解説してみます。





2.機能的脚長差の原因

まずは「機能的な脚長差」について。


シンプルな例を一つ上げてみます。


右ひざが曲がっているとします。


すると実用的な右脚の長さはどうなるでしょうか?



そう。


右脚は短くなりますね。


ひざが曲がってる分、短くなります。


これが「機能的な脚長差」です。





でも「それって本当の脚長差???」と思いませんか?


機能的な脚長差は「見かけ上の脚長差」とも言われます。


だってほら。



曲がってる右ひざを伸ばせば「あ~本当の差はなかったんだね」となりますよね。


言ってしまえば「真の脚長差はない」ということでもあります。




機能的な脚長差の原因として代表的なのが、


・ひざの曲がり → 短くなる

・ひざの反り過ぎ → 短くなる

・ひざのO脚 → 短くなる

・ひざのX脚 → 短くなる

・土踏まずの潰れ → 短くなる

・土踏まずの高過ぎ → 長くなる

・お尻の引け → 短くなる


です。


脚の骨自体に長さの差がなく、上記のような「関節の位置のズレ」によって生じる「機能的な脚長差」は、


関節の位置さえ修正すれば脚の長さは整います。


つまり「直る可能性のる脚長差」なので、直せばええやんとなります。



(と簡単に言いましたが、その「直す」っていうのが難しいんですけどね汗。しかもこれ、裏を返すと本当は脚の長さが同じでも「関節の位置」によって脚の長さを「変えることができる」とも言えます。それゆえ本当の脚長差がある場合、これらの作戦を使って機能的脚長差を作り出して実際の差を埋めようとしていることが多いです。つまり実際の臨床では「器質的脚長差と機能的脚長差が混ざってるケースがほとんど」ということ。だから実際の臨床は難しく、それゆえ興味深く、一例一例が学びの連続であります!)




3.器質的脚長差の原因

打って変わって器質的脚長差とは、


「脚の骨それ実質の長さ」に差があることを言います。


真の脚長差です。


見かけではなく。



冒頭でも述べましたが、これは「直りません」


例えば、あなたの右太ももの骨が左のよりも3mm短いとします。


で、右の太ももの骨を今から3mm伸ばすこと、できますか???





できませんよね???


そういうことです。




この「器質的」な脚長差については、


「受け入れ、そして対処する」という視点で関わることが大事になります。




言葉を選ばずに言えば


「諦めよう、そしてインソールに頼ろう」です。





この器質的脚長差の原因として以下が挙げられます。


<若い時に起こりうる原因>


・生まれつき、生まれつきの疾患に付随したもの


・骨端軟骨(成長板)の骨折


・股関節の変性疾患(ペルテス病など)


・ヒューターフォルクマンの法則による成長抑制



<大人になってから起こりうる原因>


・関節軟骨の削れ(ひざ、股関節)


・骨折


・骨折での手術


・人工関節の手術(ひざ、股関節)




ざっとこういった感じでしょうか。



次回の記事からはこれらの「器質的な脚長差の原因」を一つずつ深堀して解説していきたいと思います(^^)/


お楽しみに!



同じ内容を動画でも解説しています → YouTube 



本日は以上になります。


お読み頂きありがとうございました。


この記事が誰かの身体のトラブルの解決の糸口となりますように。





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