脚長差で四十肩になるのか?答え:なるときもある

東京を中心にパーソナルトレーナー・理学療法士として活動しています、村田育子です。


現在「脚長差(脚の長さの左右差)」についてシリーズで解説中(シリーズ目次)。


前回の記事では、脚長差によって仙腸関節が痛くなるメカニズムを解説しました。


今回は「脚長差と四十肩・五十肩(肩関節周囲炎)の関連」についてお話したいと思います。


脚の長さが左右違うかも、どちらか一方の肩だけ調子悪い、四十肩になった・・・そんな方に読んで頂きたい内容です。




【目次】


1.脚長差は四十肩の原因となりうるのか?


2.脚長差が四十肩の原因となるメカニズム


3.四十肩の直接原因が脚長差である可能性は低め


4.四十肩の直接的原因が脚長差でないにしも無視はできない


5.まとめ





1.脚長差は四十肩の原因となりうるのか?

私の臨床経験では、脚長差(脚の長さの左右差)が四十肩の「直接的な」原因であることはそんなに多くはないかな~、という感じです。


しかし身体は繋がっていますのでね。


直接的な原因となる可能性は十分にあります。




2.脚長差が四十肩の原因となるメカニズム

まず脚長差は骨盤を傾けます。


骨盤の傾きは背骨を歪ませます。


背骨の歪みは肋骨の配列を歪ませます。


肋骨の歪みは肩甲骨の位置を歪ませます。


肩甲骨の歪みは肩関節を歪ませます。


こんなイメージ↓



このようにして脚の長さの左右差は肩関節にまで波及していきます。


運動連鎖ですね。


歪みの連鎖です。




このような流れで関節が歪み、


その歪んだポジションで肩を使い続けると、少しずつ、でも着実に関節の組織を傷つけていきます。


そしてホルモンバランスが崩れがちな40~50代のある日、炎症として現れる。。。


これが脚長差が原因で四十肩が生じるメカニズムです。


(四十肩の詳しいメカニズムはいつかまた別記事で!)





3.四十肩の直接原因が脚長差である可能性は低め

でもでも、脚から肩ってちょっと遠いですよね。


脚から肩に行きつくまでに、徐々にこの連鎖は緩衝されていくことが多いです。


そのため、脚長差が四十肩の「直接的な原因」になることはそこまで多くはありません。


「直接的な原因」は「上半身や首の使い方の癖」による


胸郭(きょうかく:あばら周り)の歪み


であることの方が多いと感じています。





4.四十肩の直接的原因が脚長差でないにしも無視はできない

しかしですね!


これは四十肩の治療で脚長差を無視して良いという訳ではありません。




四十肩の治療の第一ステップは「胸郭の歪み改善」ですが、


「胸郭の歪み」を改善させたい場合、やっぱり脚長差は無視することができません


だって脚長差があると「胸郭」の土台である「骨盤」が傾きますからね。


傾いた土台の上でいくら胸郭に有効なアプローチをしたとしても、


効率悪いっしょ・・・ということです。


そう。身体は繋がっているのです。





どちらにしても脚長差を無視したまま四十肩の治療を進めることは私の中では絶対にありません。

脚長差が直接的に肩のトラブルに影響していないなーと判断できる症例だとしても、

脚長差が骨盤を傾けている場合、絶対に脚長差対処も同時に行います。

てゆーか、むしろ先に行いますかね。

できるだけ効率良く胸郭の歪みを修正したいので、その土台(骨盤)を整えることは私の中ではやはり優先順位が高いです。

でもこの場合、肩のトラブルへの即時効果は全然期待できないです!!!爆

すぐに結果が出ないから不信感を持たれることすらありましたね!!汗

でもね、私だって知ってます、

胸郭・・・ってゆーか肩関節に直接アプローチすればすぐに結果が出ることを。

しかし同時に私は知っています。。。

そのアプローチでは長期戦では負けるということも!!

後半戦で失速して前に進めなくなるのを知っているのです。。。

(経験済み!!爆)

急が回れ、骨盤を正してクライアントさんの知らないところで腰痛も予防しつつ

長い目で見て肩の改善も行っていきたい、というのが私のスタンスです。




すみません、話が逸れてしまいました。


つまり、四十肩の治療には胸郭の歪み改善が必須であり


その胸郭の歪み改善のためには骨盤の歪み改善がやはり重要で


その骨盤の歪みの原因が脚長差の場合、


脚長差への対処が必須になる、というお話でした。





四十肩の治療でなかなか成果が出ないな、なんて感じている方は、一度脚長差をチェックしてもらうのも一つの選択肢かと思います(^^)




5.まとめ

・脚長差は四十肩の原因になる可能性はある

・しかしその可能性は低め

・なぜなら部位が遠いから

・しかし四十肩の治療において脚長差は無視できない

・なぜなら四十肩の治療には胸郭の歪み改善が必須であり

・骨盤がちゃんとしていないと胸郭は歪むからである

・もし骨盤の歪みの原因が脚長差なら

・四十肩に対しても脚長差へのアプローチは必須となる



同じ内容を動画でも解説しています → YouTube



本日は以上になります。


お読み頂きありがとうございました。


この記事が誰かの身体のトラブルの解決の糸口となりますように。




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