脚長差は「側弯症」のリスクになるのか?

こんにちは!

東京を中心にパーソナルトレーナー・理学療法士として活動しています、村田育子です。


現在「脚長差」についてシリーズで解説中(シリーズ目次)ですが、


今日は「脚長差が腰に与える影響」に関連して


「脚長差は側弯症のリスクになるのか?」


というテーマでお話していきたいと思います。



【目次】


1、脚長差は側弯症のリスクになるのか?


2、なぜ脚長差が側弯症のリスクになるのか?


3、脚長差が原因の側弯は改善が見込めるのか?


4、まとめ




1、脚長差は側弯症のリスクになるのか?

答えは「YES」



この説明をするために、まずは「側弯症(そくわんしょう)」についての理解が必要ですね。


側弯症について語り出すと3時間はかかるのでまたの機会にするとして、今日は軽く・・・。



側弯症とは背骨がカーブする疾患(状態)です。


腰、胸、首でそれぞれ逆方向にカーブして3重カーブとなることが多いです。(大雑把に言ったら、です。)



そして側弯症は2つのタイプに分けられます。


①構築性


②機能性



ちょっと難しくなりました汗。


大丈夫です、簡単に説明します。


①構築性とは


「胸郭の構造上の変形」があるタイプ。遺伝が関係していることが多く、いわゆる「疾患」と言われるタイプです。特発性側弯症ですね。



②機能的とは

「胸郭の構造上の変形」はなく「背骨がただ歪んでいる」タイプ。いわゆる「病的」な感じではなく、姿勢の歪みです。「側弯っぽ歪み方をしている」ということです。



このタイプ②の機能的側弯というのは、遺伝が原因ではありません。


何らの原因で背骨が歪むのですが、


その原因の一つとして「脚の長さの左右差(脚長差)」が代表的なものとして挙げられています。




2、なぜ脚長差が側弯症のリスクになるのか?

ではここで「脚長差」が「側弯のような背骨の歪み」を生み出す理由を考えていきましょう。


答えはとてもシンプルです。


理由は、脚の長さが違うと骨盤が傾斜するからです。


骨盤が傾斜すると、腰椎は横に曲がってきます。側屈です。



で、実際、背骨の歪みはここで終わりません。


腰のカーブに対して胸は逆にカーブします



そして首はまたそれと逆にカーブするのが良くあるパターンです。

(もちのろんですがこれはケースバイケースです。)



これ、この記事の冒頭で見ましたよね!


「側弯症」と同じような歪み方ですよね?


これが脚長差が側弯症のリスクとなる理由です。




背骨はこのようにどこか一カ所が歪むと、他の場所が補完してバランスを取ろうとします。


ジェンガを想像してみて下さい。



ジェンガのどこか一カ所が歪むと「重心のバランス」が崩れ、不安定になります。


でも、どこか他の場所がそれと「逆方向」にズレれば「重心のバランス」は保ててジェンガは倒れずに済みます。


これと同じことが人間の背骨でも起きてる訳なんです。


背骨は24個、ジェンガのように積み上がっている構造なのでね~!




ちなみに脚長差が原因での側弯では腰のカーブが一番強くなります。


遺伝要素が強い①の構築性側弯の場合は、腰ではなく胸の部分のカーブが一番強くなるという特徴があるので、こういう点も見分けるポイントになってきます。




3、脚長差が原因の側弯は改善が見込めるのか?

答えは「YES」。




「遺伝」が原因である構築性側弯症に対しては「治す」という視点を持たない方が良いと考えていますが、


「脚長差」が原因の機能性側弯はある程度の改善が見込めます


「遺伝」はどうしようもなくっても、「脚長差問題」はインソールで潰せますからね。


インソール(ヒール)で物理的に脚の長さをそろえて骨盤を水平にしてしまえば、腰は横に曲がって対応しなくても済むからです。




結局は、脚長差をちゃんとチェックして対応して何ごとも予防することが大事だよー、というところに着地して今回の記事も終わりとなります。



4、まとめ

・脚長差は2タイプある(構築性と機能性)


・脚長差は機能性側弯の原因となる


・なぜなら骨盤を傾けてしまうからだ


・インソールで対処すれば骨盤は水平にできる


・つまり脚長差が原因による側弯は改善が見込める




お読み頂きありがとうございました。


今回の内容をYouTubeでも解説しました → YouTube


次回も脚長差と側弯症についてもう少しお話したいと思っています。


この記事があなたの身体を少しでも改善するヒントとなりますように!




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