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症例報告 腰痛 ~腰の歪み~ 


こんにちは。


このブログでは


理学療法士で


パーソナルトレーナーでもある私の視点から


「姿勢」や「痛み改善・予防」


についてのお話をしています。


「ボディメイク」も得意で


東京をメインに活動しています、村田育子です。




本日は腰痛でお悩みのS様の症例報告をしていきたいと思います。

理学療法士のいるジム(東京)パーソナルトレーニングで予防とボディメイク

腰の歪みが心配な方


骨盤の歪みが心配な方


腰痛でお悩みの方


に読んで頂きたい内容です。


(YouTubeでも同じ内容をアップしています。動画の方が良いなという方はこちらをどうぞ!)




【目次】


1. 症例紹介


2. S様の腰の骨配列


3. S様の腰にはどんなストレスが?


4. なぜS様の腰は右に曲がっているのか?


5. S様の骨盤が傾いてる原因は?


6. まとめ




1. 症例紹介

50代、女性、S様、看護師さん。


15年程前、仕事中、床に落ちた注射器を拾おうとしてぎっくり腰に。


以来、草むしりなどで負担をかけると腰が痛くなる、とのこと。


慢性的に痛い訳ではなく時々痛む程度で、


症状としては深刻ではありませんでした。



しかし、骨の配列は「むむむ"(-""-)"」という状態ではありました。





2. S様の腰の骨配列

S様の腰は右に曲がっていました。


こんな感じ↓

理学療法士のいるジム(東京)パーソナルトレーニングで予防とボディメイク



3. S様の腰にはどんなストレスが?

S様の腰は右に曲がっているため、


腰の右側は潰されていて


左側は伸ばされています。


右腰の関節には「圧縮ストレス」が、


左腰の筋や靭帯に「伸張ストレス」がかかっています。

理学療法士のいるジム(東京)パーソナルトレーニングで予防とボディメイク

・右側はグッと潰されて痛くなるリスク(圧縮)


・左側はパンッと張って痛くなるリスク(伸張)


があります。


どちらにせよ、左右どちらの腰も痛くなるリスクはあります。





4. なぜS様の腰は右に曲がっているのか?

では、S様の腰はなぜ右に曲がっているのでしょうか?


その理由は単純で「骨盤が傾いているから」でした。


S様の骨盤は右の方が高くなっていました↓

理学療法士のいるジム(東京)パーソナルトレーニングで予防とボディメイク

右の骨盤の方が高ければ、


そりゃ腰は右に曲がります。


柔軟な腰が右に曲がってくれることで


「骨盤の傾きに対応してくれている」とも言えます。


逆に腰が右に曲がってくれていなければ


「左に傾いている人」になってしまいます…。



腰はこのように「対応してくれる代表的な部位」であるとともに


シワ寄せが来て「痛みやすい部位」であるとも言えます。





5. S様の骨盤が傾いてる原因は?

ではS様の骨盤が傾いている原因は何だと思いますか?



骨盤が傾く原因は色々ありますが、


S様の場合は「脚の長さの左右差(脚長差)」でした。


S様の右脚は左よりも5mmほど長く


結果、右の骨盤が高くなっていました↓

理学療法士のいるジム(東京)パーソナルトレーニングで予防とボディメイク

ちなみにこのような骨配列では、圧縮側である右腰に痛みを訴える方が多いです。


しかしS様の痛みがそれほど深刻でなかったのは


上半身の歪み(上半身の左偏位)が強くて ↓

理学療法士のいるジム(東京)パーソナルトレーニングで予防とボディメイク

基本的に左重心で


右への荷重が少なかったのが影響していると思われます ↓

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ま、そんなことよりもですね!


今現在、痛みはそれほど深刻でなくとも


今後、痛みが深刻になるリスクは大いにあり、


というかむしろ痛くない今のうちに予防しておくことの方が大事なので


ここにはしっかりと対応する必要があります。



ということで次回は、この脚長差に対して行った対策についてお話してみたいと思います(^^)/


つづく





まとめ

・S様の腰は右に曲がっていた

・右腰には圧縮ストレス、左腰には伸張ストレス

・腰が曲がっている理由は骨盤の傾きだった

・骨盤の傾きの原因は脚長差だった

・つづく



本日は以上です。

お読みいただき、ありがとうございました。

この記事が誰かの健康の一助となりますように☆









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